ここでは、ゾーンディフェンスについて説明します。
ゾーンディフェンスは絶対に知っておいたほうがいい戦術です。昔に比べて今は、サッカーの攻撃戦術がずっと強くなりました。ゾーンディフェンスがないと試合で勝てなくなっています。この記事には、選手が上手くなる方法を書いています。試合をイメージしながら読むと、はやく上達できますよ。
ゾーンディフェンスとは
ゾーンディフェンスは、それぞれの選手が自分のゾーンを守ります。ゾーンというのは自分の近くということです。

自分のゾーンにボールがきたら奪いにいく!というのがゾーンディフェンスです。
画像をみてください。
丸が選手だとすると、四角の枠にボールが入ってきたら、その選手がボールを取りに行きます。
3バック(ディフェンダーが3人)より4バック(ディフェンダーが4人)の方がやりやすい守り方です。みんなで横一列の壁をつくれるからです。
ゾーンディフェンスのやり方

ひとりがスペースを空けたら、みんなでそのスペースをうめます。
黒い丸の人がボールをとりに前に進んだとします。
そうすると左にいる選手は右にずれてスペースをうめます。
その左にいる選手も右にずれなければなりません。
こうやって、みんなで守るのがゾーンディフェンスです。
ゾーンディフェンスの良いところ
〇チームワークがよければすごいディフェンスになる
みんながうまく協力できれば、大きな壁を作れます。ひとりひとりのゾーンがつながって、3人とか4人が守る大きなゾーンができあがります。
〇マンツーマンディフェンスより疲れない
相手にぴったりつくのがマンツーマンディフェンスです。マンツーマンだと、マークした選手に振り回されて大変です。
ゾーンディフェンスなら、マークする選手を受け渡すので楽になります。
ゾーンディフェンスの難しいところ
〇みんなで協力するディフェンスだから、練習が必要
みんなで協力して、スペースを空けないようにするのがゾーンディフェンスです。ひとり動いたら、みんなも動く必要があります。なので、練習が必要です。続きの、「ゾーンディフェンスのやり方」を参考にしてください。
〇ゾーンとゾーンの間をねらわれるとあぶない
味方どうしの間をねらわれるとピンチになります。どっちがディフェンスするか迷うし、ふたりとも相手に寄せたら他にスペースができてしまいます。
〇最初は声をださないとうまくいかない
声を出して、「ここに自分はいる」「もっと前にでてほしい」「近すぎるから離れよう」「スペースをもっとうめてほしい」なんて伝え合いましょう。
まとめ
ゾーンディフェンスはみんなでやるディフェンスだから難しいです。だけど、練習してうまくなれば強力な武器になります。
そのときどきで、マンツーマンディフェンスとゾーンディフェンスを使い分けることもあります。よければマンツーマンについても読んでくださいね。