この記事では、得点を量産できるフォワードが何をしているのか解説します。論文より、J リーグで得点ランキングTOP10に入った選手を参考にしました。
得点を量産できるフォワードには共通点があります。得点するときはゴールの近くでボールをもらっていました。得点になったシュートの80%がダイレクトシュートでした。すべて真似する必要はないけど、プロ選手を真似すると早く上達します。プロ選手と今の自分を比較してみて、違うところを変えられたら、得点を量産できるフォワードに一歩近づきます。
参考文献は以下です。
サッカーにおけるシュート地点とゴールイン地点の傾向に関する分析
-「2010年度 Jリーグディビジョン1」得点ランキングトップ10のJリーガーにおいて- 草野 修治
仙台大学紀要 Vol. 44, No.1: 31-41, 2012
ボールをもらう位置
パスをもらう場所が一番重要です。
赤が最大の得点ゾーンになります。できるだけ赤のゾーンでボールをもらいましょう。次にオレンジ、黄色、緑という順で得点率が高くなります。

パスを受けてからシュートまでの時間
得点の約80%がワンタッチでシュートをしていました。
パスを受けたらすぐにシュートを打ちましょう。ゴール前は敵との距離がとても近いからです。
意識してほしいのは、
- ダイレクトシュート
- ワントラップしてシュート
この2つです。
よいシュートを打つにはトラップの練習も必要になります。トラップして思い通りの位置にボールを置くのは難しいですが、根気よく毎日の練習に取り入れましょう。
シュートの蹴りかた
得点率が高い蹴り方から練習すると得点力が向上します。
まずはインステップキックを上手になりましょう。次にインサイドキック、最後にヘディングの順番です。
シュートはやっぱりインステップで打たれていましたが、負けないくらいインサイドも使われているようです。
- インステップキック
- インサイドキック
- ヘディング
シュートで狙う場所
シュートはゴールキーパーがいないところに蹴りましょう(図の赤いところです)。
ゴールの端になります。上か下かで悩むなら、下に蹴りましょう。上を狙うとボールをふかしてしまうからです。

ゴールキーパーの位置を予想して蹴りましょう。膝の向きを見るとゴールキーパーがどっちに向かおうとしているのか分かります。
見る余裕がなければ、思い切って赤いところどこかに蹴りましょう。
まとめ
ゴールを量産するイメージはできましたか。
もしゴールに近い位置でボールをもらえないなら、それはチームが成熟していないのが原因かもしれません。それならば、まずは相手ゴール近くまでボールを運ぶ練習を始めましょう。チームとしてはサイド攻撃をできるようになるとリスクを少なくゴールを目指せると思います。