戦術

サッカーフォーメーションの歴史と進化を分かりやすく解説!

今回はサッカーのフォーメーションについて調べました。
1863年からの歴史と進化をまとめています。
この記事を読めば、

  1. フォーメーションの誕生理由
  2. フォーメーションがどう進化するか

この2つがわかると思います。

参考文献は以下になります。
サッカーの戦術の発展と現代サッカーの戦術
佐藤 亮平1) 竹田 唯史2)https://jcoachings.jp/jcoachings2012/wp-content/uploads/2016/03/5e193f69ddad5755f867cf2b61e7214f.pdf

フォーメーションの歴史

サッカーの戦術は1800年代からわかります。
1863年~1867年は「ドリブル戦法」
1867年~1925年は「キックアンドラッシュ」
1925年~現在は「WMシステム」「4-2-4システム」「4-3-3システム」「4-4-2システム」があります。

「ドリブル戦法」

1863年~1867年の戦術です。
ボールを囲んで運ぶ戦法でした。小学生が初めてサッカーをして、みんなでボールを前に運ぼうとする様子を想像してみてください。その戦法と一緒です。ディフェンスはこぼれたボールをできるだけ相手陣地に蹴り返すものでした。

「キックアンドラッシュ」

1867年~1925年の戦術です。
守備陣はボールを大きく蹴りだすことが仕事です。攻撃陣はそのボールを競って得点を狙う戦法です。
攻撃の人数が多くなったため、ディフェンスの人数がドリブル戦法の時よりも増えました。

「WMシステム」

1925年以降の戦法です。
攻撃はセンターに1人と両ウイングに2人で合計3人がいます。その下、中央に2名がいます。形はWになります。
この戦法になりフォワード同士のパスが増えました。守備はスリーバックになり、マンツーマンディフェンスが誕生しました。

  • FW同士でパスをするようになった。
  • DFはスリーバックになりマンツーマンディフェンスをするようになった。

「4-2-4システム」

4人のディフェンスと4人のフォワードを配置。その間に攻撃も守備もする2人がいる配置です。攻撃はポジションチェンジをしながらパスワークで相手を崩します。守備はマンツーマンとゾーンどちらも使いました。

  • FWはパスだけでなくポジションチェンジをするようになった。
  • 守備はマンツーマンとゾーン両方を使った。

「4-3-3システム」

攻撃は相手に攻め込ませてからの速攻です。ウイングを使った攻撃やオーバーラップといった戦術が使われました。守備はフォワードも参加します。フォワードが守備することで相手の攻撃を遅らせました。

  • ゾーンディフェンス
  • ゾーンディフェンスとマンツーマンディフェンス両方
  • スイーパーによる守備とゾーンによる最終ラインの調整

などが使われました。

  • FWもディフェンスをしました。
    ウイングを使った攻撃やオーバーラップといった戦術が使われました。
  • スイーパーが存在します。最終ラインの調整もされるようになりました。

「4-4-2システム」

「4-3-3システム」よりも運動量が必要になります。フォワード2人の個人技術を生かした突破や、オーバーラップを使ったチーム全体攻撃がありました。守備は,バック4人と中盤 4 人、ゴールキーパー、あわせて9人でやりました。

  • FWの個人技を活かした突破が戦術の一つです。
    チーム全体でオーバーラップを使った攻撃をしました。
  • DFはFWを除いた9人がやりました。

システムが進化した理由

どうやってシステムが進化したか、結論から言いたいと思います。

ルールの改正⇒技術と戦術の発展⇒システムの変更

が答えです。

ルールが変更するごとに個人技術が向上して戦術が変わってきました。戦術によって攻撃力が高くなったので、対抗するためにシステムが変更されました。『システムを変えてきたのは戦術の進歩』とも言えます。

<オフサイドルールで進歩したこと>

オフサイド・ルールの改正により、ツーバックからスリーバックシステムに移行した経緯があります。
ルール改正が近代サッカーへの変化を促しました。
「ルールの改正」と「ボールテクニックの向上」には因果関係がある。と言えるでしょう。

システムー戦術ー個人技術の相互関係

サッカーは「ルールの改正」、「システム」、「戦術」、「技術」が相互に関係して進化してきました。

例えば、個人技術が戦術を支えていたり、システムを崩すために戦術が用いられます。他にも攻撃と守備が拮抗した場合はどうなるのでしょう。

個人技術⇒戦術

個人技術が戦術を支えています。個人技術があるから戦術が生まれます。攻撃面では個人技術があるからこそ、速攻を可能にするパスワークができます。

システム⇒戦術

システムを崩すために戦術が用いられます。守備の人数が多くなった相手を崩すために、ツートップのフォワードラインが考えられました。他にも、ディフェンダーの攻撃参加が求められるようにもなりました。

攻撃と守備の拮抗

戦術によって進化した攻撃と、システムの守備が拮抗するとどうなるのでしょうか。答えは、プレイのスピードが影響するようになります。プレイが素早くなることで攻撃と守備の均衡が崩れるようになります。

システムや戦術ができた例2つ

システムについてはマンツーマンディフェンスとスイーパーの誕生が例です。戦術についてはショートパス戦法ができるようになった理由を説明します。

例1:マンツーマンディフェンスとスイーパーができた理由

個人技術やフォーメーションによって攻撃が強化されました。対抗するために、守備はゾーンディフェンスからマンツーマンディフェンスをするようになったり、フリーな守備者という役割を持つスイーパーを置くなどシステムの変更をしました。

例2:ショートパス戦法が誕生した理由

パス、トラップ、ドリブルの技術が向上することで、「ショートパス戦法」を誕生しました。これは攻撃で相手を崩すために生まれた戦法です。
個人技術の向上が戦法を生み出しました。

まとめ

サッカーのフォーメーションや戦術がどうやって生まれたのか見てきました。個人はやっぱり蹴る、トラップする、走るという技術の向上が必要です。そうすれば戦術が使えるようになって、システムを採用できます。
本田圭佑選手がワールドカップで言ったように、『個の技術』が求められることを忘れてはいけないと思います。また、指導者や監督を目標にするときもフォーメーションの歴史やサッカーが進化した過程は知っておいた方がいいかなと思います。参考にして頂けたら嬉しいです。

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