サッカーは戦術を決める前に大切なことがあります。
”チームとして何を目的にするか”です。
目的が統一されていないとチームは力を発揮できません。現代のサッカーでは優勝するために引き分けや負けを選ぶことさえあります。
戦術を決める前に読んで欲しいことを書きました。
戦術より大切な2つの掟
どの方向に進むのか先に決めておかないと、戦術を決めることはできません。点を取りに行くのか、点を取られないように守るのかピッチの選手11人が意識を統一する必要があります。
点を取りに行く
トーナメントやグループリーグ突破のために勝利が必要なときは点が必要です。点を取りに行くということはカウンターをうける可能性も高くなります。リスクマネージメントしながら全員でゴールを目指しましょう。
ゴールを守る
すでにリードしていたり勝つ必要がないときです。カウンターを狙うことで相手にプレッシャーを与えることもできます。
カウンターを狙って格上のチームと戦うこともあります。
優勝するための行動
日本代表は優勝をするためにグループリーグでスコアを調整したことがあります。
ロシアワールドカップ
2018年のロシアワールドカップのグループリーグ最終戦で日本代表は戦略的行動をとりました。最後の10分は負けていたにも関わらず、ゴールを目指さないパス回しをしました。理由はその試合で0-1で負ければフェアプレーポイントによりグループリーグ突破が叶うからです。
この選択には賛否両論がありました。
なでしこジャパン
ロンドン五輪グループリーグ最終節の南アフリカ戦で引き分けを狙いわざと2位突破をしました。理由は、1位より2位突破の方が移動距離も少なく済み、対戦相手も選ぶことができたからです。
結果、ロンドン五輪で銀メダルを獲得しました。
戦術へのつながり
サッカーは点をとるスポーツです。どんなときも点を取る意思を捨てては試合になりません。ゴールを守るにしてもカウンターを準備しておかなければ、相手に試合をコントロールされてしまいます。
- 目指すのは常に勝利
- 勝利に必要なのはゴールを目指すこと
この2つは忘れないようにしましょう。そこからチームとして戦術を選べるようになります。
戦術はどう守るのかどう攻めるのか詳しく決めることです。つまりどうしたら11人で守れるのか、攻めれるのかパターンを共有するということです。大変だけど全員が共有できたら、サッカーがより楽しくなるでしょう。
戦術(パターン)が共有できたら
”同じ絵を描く”
このことを意識しましょう。最初は二人で同じ絵を見て、次に3人、4人と増えたらいいですね!