中/上級者向けの練習

ヘディングの当てる場所と練習方法を解説!!

 

今回はヘディングの安全な練習方法を解説しています。
2015年にアメリカサッカー協会が発表したヘディングの危険性についても触れています。
安全に行うためにはヘディングの練習方法が大切です。しっかりとしてポイントでボールを捉えられるように、参考にしてみ下さい。

 

ヘディングとは

ヘディングは19世紀にシェフィールド・ウェンズデイFCの選手が開発した方法です。頭でボールをはじくのをヘディングと言います。

ヘディングは危険なのか

2015年にはアメリカサッカー協会が「10歳以下の子供に対してヘディングを禁止する」というニュースが流れました。

ヘディングの危険性は諸説ありますが、しっかりとしたヘディング方法を学ぶことが重要だと私は考えています。
そもそも子供はヘディングに対して恐怖心を覚えており、なかなかできないものです。その恐怖心が自身を守っています。

自分でするヘディングの衝撃と、不用意に頭にあたったボールの衝撃は別なので、危険性に関してここで述べる必要はないと私は考えています。

ヘディングが安全にできるようになるには技術の上達がかかせません。

 

ヘディングでボールを当てる場所

ヘディングのミートポイントは前髪の生え際あたりです。固い部分にあてるように意識しましょう。
何度も練習することでわかる場所なので、最初は優しいボールを返す練習からしてみましょう。

ヘディングの練習方法

両腕でバランスをとり、顎を引いてからヘディングしましょう。
ヘディングでは背筋を使うことが大切です。
しっかり背中を後ろにそって胸を張り、ボールを引き付けてから強く頭を前に押し出すイメージです。

2人組での練習

ボールを返す位置は相手の胸のあたりか、1回バウンドさせてから胸に返すようにすると効果的です。最初は山なりの優しいボールを投げてもらい、前髪の生えぎわにボールを当てて返します。リフティング練習と同じように、強く返せるところ、痛みのない箇所を知りましょう。

ヘディングの練習における注意点

目をつむらないようにしましょう。目をつむるとそれが癖になってしまいます。特に幼少期は恐怖心があって目を空けてするのは難しいですが、すこしずつ慣れていくのが大切です。だれでも最初は怖いものです。

  

ヘディングの練習方法【応用編】

ここからはヘディングの応用編です。いきなりやるべき内容ではないので、2人組のヘディングができるようになってからやればいい内容です。無理せず着実に進んでいきましょう。

片足で立ってヘディング

片足立ちなので、腕を大きく広げしっかりバランスをとってヘディングしましょう。体幹も一緒に鍛えられる練習方法です。また、上半身の使い方を知ることができるので、試合中のとっさの動作にも対応できるようになります。

ジャンプしてヘディング

両足で立った状態からジャンプしてのヘディングです。ジャンプの動作が加わるので、より全身を使った動作が必要になります。飛んだあとに体を反らさないと強いヘディングを返せないので、筋力も必要になるでしょう。
まだジュニア選手には早いかもしれませんので、無理のない範囲で練習しましょう。

空中でしっかり胸をはり、力強いヘディングをできるようにしましょう。

 

 

後ろに下がりながらヘディング

これは、

ボールに手でタッチ
→下がっている間にボールを宙に投げてもらう
→下がりながらヘディングをして相手の胸にボールを返す
→ボールに手でタッチ
の繰り返しです。

後ろに下がりながらだと、強いヘディングを返すことがとても難しいです。
自分が後ろに下がっている方向とは反対に返さなければならないからです。後ろ向きに勢いがあるのに、身体の反動だけでボールを返さなければなりません。

後ろに下がりながらジャンプしてヘディング

難易度が高い練習方法です。
無理のない範囲で練習できるように、投げる側も配慮が必要です。
これまでの練習方法の中でいちばん難しいです。できるようになればとても有効ですが、キッズ世代は無理してやる必要はないでしょう。

横にずれながらヘディング

よこにずれながらのヘディングは、片足ジャンプで練習しましょう。
この際、どちらの足でジャンプしてもしっかりとボールを返せるとよいです。真正面でボールを返すだけでなく、体が半身になりながらボールを返す練習です。腹筋だけだなくわき腹の筋肉も必要になります。頻繁には使わない筋肉なので、トレーニングになるはずです。

走りながら直進してジャンプヘディング

一番高い打点でボールをとらえられるようにしましょう。助走の勢いにのせてボールと遠くにはじけるとなおよいです。
一番高い打点でヘディングできると、相手よりも先にボールに触ることができます。練習から最高打点を意識しましょう。

ディフェンスで一番やってはいけないのは、ボールをかぶってしまうことです。勢いもってボールに向かった分、自分はディフェンスから離脱することになってしまうからです。地面にボールが落ちれば相手ディフェンダーにも勢いがつくので、危険な場面につながりやすいです。

ディフェンスの注意点参考にしてみてください

ヘディングの練習方法【相手がいると想定しての練習】

  •  ロングボールの競り合いでは、走りながらジャンプしてヘディングをするようにしましょう
  • ボールに当たるのがジャンプしたときに一番高い位置になるようにしましょう。


試合中に立ち止まってヘディングができるのは、相当背が高い選手の場合でないと厳しいです。なおかつ、それはオフェンスの時によく求められます。

 

ヘディングの練習方法【背の低い選手の場合】

 背の低い選手はしっかりと落下点を見極めて、自分のできる一番高い打点でヘディングすることが重要です。止まったままのヘディングは、相手に自分の肩を利用して飛ばれたり、勢いのあるヘディングができません。
勢い良くボールに向かっていって、相手の肩を利用してより高くボール近づけるとベストです。もちろん踏み切る足も自然と打点より手前になりますので、タイミングをとるのは難しいです。


ヘディングの練習方法【応用編の注意点】

力強くボールを返すように意識しましょう。力強いヘディングができるかどうかが、今後の試合で活かせるかどうかの差になります。
背筋を使って体を後ろにそらせると強いヘディングができます。

両腕も上げてバランスをとるのも忘れないでください。ヘディングだけに限った事ではありませんが、自分のバランスを保てるかはボールをミートできるかに影響します。

何度も繰り返しになりますが、ジャンプヘディングはできるだけ高い位置でボールを捉えないと相手に競り勝てません。

 

ヘディングの練習方法【どうしても落下点が分からない場合】

 最初は浮いたボールをトラップするのは誰にでも難しいことです。自分の空間認知方法を練習で知りましょう。練習すれば誰でも上達できます。

リフティングで練習する

短い距離の浮き球をトラップする練習から始め、慣れてきたら次第に遠くしていきましょう。
最終的にはゴールキックほどのロングボールを上手にトラップできるようにするのが目標です。

野球のキャッチボールで練習する

 

どうしてもボールがどこに落ちるかわからず悪戦苦闘するかたは、練習方法のひとつに野球のキャッチボールがあります。
短い距離から始め、長い距離をキャッチできるように空間認知方法を身につけましょう。
またこの練習中においてトラップがどうしても上手にできないときは、トラップする場所を変えてみましょう。インサイドではなく、ももでトラップすると上手にできる人もいるかもしれません。

まとめ

今回はヘディングの練習方法について説明してきました。

強く正確にボールを返すだけでなく、腕でバランスをとることが重要でしたね。
それに加え、自身の一番高い打点でボールを捉えられるとさらに良いです。小さい選手はヘディングで勝てないと言われがちですが、技術でカバーできる範囲もあります。

急に技術は上達しませんが、ひとつひとつ個人で考えて学習しましょう。

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