サッカー、フットサルをしていると、焦りでミスしてしまう経験は誰にでもあります。
「自分の力を充分に発揮できない。」
「技術は上達しているのにいつも失敗する。」
そんな状態を打開するために、ぜひこの記事を読んでみてください。
サッカー上達には2つの面がある
私はサッカー経験が20年になるのですが、特に自分の成長につながった話をここで紹介したいと思います。
日本代表候補だったコーチの教え
サッカーには鍛えるべきことがあります。
①技術
➁メンタル(心の持ち方、考え方)
この2つです。
技術はすぐには上達しないけれど、メンタルは今すぐにでも変えられます。
相手に勝ちたいなら、まず心を変えろ。
走る選手ではなく、考える選手になれ。
その言葉は私が中学時代に教わったもので、サッカー人生で一番成長につながったことでした。
メンタルが安定しているか。
その違いだけで、サッカーが上手かどうかに大きな差があります。
ただ走りがむしゃらに行動せず、1歩引いて頭を使うことが非常に大切です。元日本代表の遠藤選手も、ジュニア時代には
頭を使える選手になれ
とよく言われ成長しています。
焦ってしまうのは、技術ではなくメンタル(心や考え方)の問題
鍛えることは2つあります。
- 感情でできている心
- 考え方(サッカー偏差値) です。
この2つの具体的な鍛え方を説明します。
①心を鍛える
この記事を読んでくださっている方は、きっと本当に困っていて、自分のプレーを制御できていないかもしれません。
心を鍛えることで、
周りが気になって緊張したり、怖くなってしまう。そんな感情を克服できます。
心を鍛える方法3つ
✔自信をつける
何度も練習を積み重ねることで自信をつけましょう。
ただここで注意しなければならないのは、やみくもに練習量を増やすということではありません。
小さな成功体験を重ねるということです。
- 今日はリフティングを合計100回できた。
- 上手な選手をフェイントでだますことができた。
- 自分の狙い通りにインサイドパスができた。
とても簡単なことからコツコツ積み重ねましょう。ポイントは、積み重ねるということです。自分がやった練習を正の字で増やしていくのもひとつです。正の字が増えていくごとに自信になります。
小さな一歩が最大の一歩だとあとで必ず気がつくでしょう。
✔環境を変える
技術レベルが低い仲間を見つけましょう。
焦りの原因が、自分と周りのレベル差にあるかもしれません。
ここでいうレベルというのは、ドリブルの精度やスピードなど技術面のことです。
技術は急には上達しないので、自分に合った仲間と練習するようにしましょう。
今は個人フットサルや初心者向けのスクールなど、様々な技術レベルで練習できるところが多くあります。
✔非難はチャンスと捉える
プレー中に相手や味方に非難されても、感情で受け止める必要はありません。それはアドバイスと捉えることもできるでしょう。
技術が上達するには時間がかかりますが、心はすぐに変えることができます。
「非難された⇒成長のチャンス」と捉えられたらベストです。
自分はダメなんだと思うのではなく、何がダメなのか。何を練習すればいいのか。何をすれば自信になるのか。
””何をする?””と考えましょう。そして、練習しましょう。
②考え方(サッカー偏差値)を鍛える
サッカー偏差値は技術のことではなく、サッカーの戦術など考え方のことです。

考え方を鍛える方法2つ
✔プレーをイメージする
焦りの原因の一つに、自分のプレーのイメージができていない。というものがあります。
例えば、ボールをもらったらとにかくドリブルしてしまう人を見たことがありませんか。そんなプレーは相手からすると単調でボールを奪いやすい行動です。
自分のプレーを予めイメージしましょう。ボールをもらう前に2つのパターンを想像しておくことが必須です。
横にドリブルするか、そのままシュートを打つかという2つの選択肢がボールをもらう前から考えられているようにしましょう。
先にやることを決めているから焦らず行動できます。また、2つ選択肢を用意したのは、選択肢の1つが相手の行動でだめになっても、もう一つの選択肢があるので焦らなくて済むからです。
2つ以上の選択肢を持つ。このことを意識してサッカー偏差値を磨いてください。
✔周りと自分を切り離す
周りがどう自分のことを考えるか。それでプレーするのをやめましょう。
プロのスポーツ選手も、大きな舞台ではプレッシャーで競技の質が下がることが知られています。
他人に良い選手と思われるためのプレーは結局自分を苦しめるだけです。
普段から自分が楽しいプレーを心がけ、それが成功すればおのずと周囲の信頼がついてくることを知りましょう。
ブラジル代表のネイマール選手のお父さんは元プロ選手でした。
ネイマール選手と比較すると3流の選手ではありましたが、お父さんからの教えが、今のネイマール選手の成長に大きく貢献しています。
その教えというのは、
プレーを楽しめ
ということです。
まとめ
ここまで当たり前のようなことを言っていると感じられる方もいるかもしれません。けれど、いつの間にか人は自分を客観的に分析できなくなるものです。
習慣に気がつくのは難しく、いつの間にか人を形作るので怖いものですよ。
これを機会に、自分のプレースタイルを見直し、ぜひ焦らない選手になりましょう。
読んでくださりありがとうございました。あなたの成長を心から応援しています。