この記事では
- イメージトレーニングをする理由
- イメージトレーニングのやり方
についてまとめました。試合や練習前に役立ててください。
いつも最高の状態でプレーできていますか?
知らないうちにパフォーマンスが下がっていませんか?
⇒このページを読めば最高のパフォーマンスを発揮できます。
イメージトレーニングをする理由
引用元:pixabay
イメージトレーニングをする理由は、メンタルを強くするためです。
メンタルとは ”心” のことです。
もともとは英語で、”mental” と書きます。『メンタルが弱い』 なんてよく聞きますよね。
メンタルは
- 潜在意識(せんざいいしき)
- 顕在意識(けんざいいしき)
2つに分けられます。
潜在意識 = 『いつのまにかしてしまっている行動』
自覚することができません。
顕在意識 = 『自分でコントロールできる行動』
自覚することができます。
潜在意識とは
ふだんの生活から、潜在意識を見つけることができます。
例えば、靴の履き方について考えてみましょう。
今日 スパイクや靴をどのように履いたか覚えていますか?? ほとんどの人がはっきり覚えていないでしょう。 なぜなら、潜在意識が機能して、自覚せず靴を履いたからです。
こうやって潜在意識は知らないうちに、自分の行動をつくっています。
一説によると、無意識の習慣は行動の50%を占めているようです。
潜在意識(思い込み)の怖さ
潜在意識が勝手に自分のパフォーマンスを下げることがあります。
心理学の観点から、2014年にわかったことがあるので紹介します。心理学者のケイティ・ウォルシファーとその仲間が行ったテストで明らかになったことです。
チェスの選手は男であるという固定観念があります。
そのうえで、小学生・中学生・高校生のチェストーナメントの戦績を比較しました。
その結果は、女子学生同士がチェスで戦う戦績に比べて、女子学生と男子学生が戦った時のほうが女子学生の戦績がとても悪くなったのです。
女子学生が無意識に男子の方がチェスが得意。と考えていた内容が、現実に影響して、女子学生のパフォーマンスを下げてしまったのです。
つまり、無意識が現実に影響して、パフォーマンスを下げてしまいました。
この研究よりわかったこと。 それは、
思い込みがパフォーマンスを下げる可能性があります。
コテンパンに負けた相手とまた試合をするとき、
〘相手は強い〙という思い込みのせいで、パフォーマンスが下がってしまった。
イメージトレーニングによって、パフォーマンスを上げることが大切です。
自覚できないパフォーマンスの低下は、自分は下手なんだと勘違いさせてしまう可能性さえあります。
思い込みを防ぐ方法
- 自分は下手なんだ
- 相手の方が強いんだ
- 男子の方が上手いはず
そんな固定観念は、良いイメージを連想することで改善できます。
良いイメージを連想するには、
- 昔の成功体験を思い出す。
- イメージトレーニング(将来のよいプレーをイメージする。)
この2つがあります。
とくにやってほしいのが、②のイメージトレーニングです。
①は多少の効果はありますが、何度も思い返すとその効果も半減しますし、今後の成長にイメージトレーニングより影響しないと考えられるからです。
イメージトレーニングのやり方
イメージトレーニングで注意してほしいのは、
- 五感を使うこと
- 外的/内的にイメージをもつこと です。
①五感を使う
五感とは、におい、感触、味、聞こえる音、見えるものです。
この5つをフルに使ってイメージしましょう。
<例えば、試合のイメージをするならば>
ピッチに入る時の風の音 靴のにおい 汗をかいている時の口の味 聞こえる応援の声 仲間たちの姿
こんな風に、たくさんイメージをもって入場しましょう。
より鮮明にイメージできるかが成功へのカギです。
イメージできないことは実際にプレーでもできないことが多いです。
②内的/外的にイメージをもつ
【内的】
内的とは、自分の目線で何が見えるかに焦点を当てることです。
【外的】
外的にとは、外から見て自分がどう行動しているかイメージすることです。
- 自分の目線から何が見えてどうプレーするのか(内的)
- 外から見て自分はどんなプレーをするのか(外的)
この2つどちらもイメージできたら、視覚については完璧です。
まとめ
今回は、イメージトレーニングの仕方についてでした。
- 潜在意識が意図せずパフォーマンスを下げてしまう
- パフォーマンスの低下はイメージトレーニングで改善できる
この2つが今日大切な内容でした。是非イメージトレーニングしてください(*´ω`*)