フットサルが正式名称になったのは1994年です。ブラジルなどでは「サロンフットボール」と呼ばれていました。
今回は日本の競技人口も年々増えているフットサルについて、
- フットサルとサッカーの違い
- フットサルの起源
- どうして「フットサル」と言うのか を調べました。
「フットサル」と呼ばれる理由
フットサルとは、「室内サッカー」を意味する造語です。ブラジルなどでは「サロンフットボール」スペイン語圏では「フットボールサラ」と呼ばれていました。
各地で呼ばれていた呼び名を混ぜ合わせて、「フットサル」になりました。
世界的な正式名称になったのは1994年のことです。
もともと室内でプレーするスポーツなので、公式戦はすべて室内コートで行われます。
フットサルができた理由
フットサルの始まりは、世界各地で行われていたミニサッカーです。
ボール一つあれば空き地でもできますし、天候が悪くてもトレーニングとして室内で行われてきました。
どこでもプレーできるフットサルの競技人口は非常に多く、国際サッカー連盟(FIFA)によってフットサルに名称が統一されています。
日本のフットサル
フットサルのプロリーグ(日本)であるFリーグは2007年に開幕されました。
フットサルワールドカップは過去7回開催され、日本代表は4回出場しています。2012年大会ではベスト16まで進出しました。
世界のフットサル
フットサルは50か国以上で全国リーグが開催されています。
過去7回行われたワールドカップでは、ブラジルが5回、スペインが2回優勝しています。
世界のトッププレーヤーの中には年間1億円以上稼ぐ選手もいます。
ポルトガル代表で、日本の名古屋オーシャンズにも在籍したことのあるリカルジーニョ選手は、年棒およそ2億5000万という額をナショナル・デ・ザグレブ(クロアチア)から提示されたこともあります。
サッカーとフットサルの違い

フットサルは室内でプレーする
サッカーは屋外で試合をしますが、フットサルの公式戦は日本でも海外でもすべて室内でプレーします。そのため、雨の日でもプレーを楽しめます。
ピッチの大きさはサッカーの約9分の1
サッカーのコートの大きさには基準があります。
いちばん大きくしたサッカーコートの中に、最小の大きさのフットサルコートは9つはいります。
11人対11人でプレーするサッカーコートの中に、5対5でプレーするフットサルコートが9つ入る計算になります。サッカーと比較すると、一人がボールに触る回数や攻守の切り替えが非常に早いことが分かります。
サッカーは45分ハーフ フットサルは20分ハーフ
サッカーは45分ハーフで戦いますが、フットサルはその半分以下の20分です。
他にサッカーとフットサルで大きな違う点として、
フットサルではボールがピッチの外に出ている時、ファールがあったときは時計を止めることになっています。
サッカーは時計を止めることはないので、大きな違いになります。
フットサルにオフサイドはない
フットサルではゴール前でずっと待っていても反則にはなりません。
サッカーではゴール近くで待ち伏せすると、試合がつまらなくなってしまうのでルール違反になるのは周知されています。
サッカーと違ってフットサルはオフサイドを設けると逆にダイナミックさやスピード感がなくなってしまうため、オフサイドが設けられていません。
まとめ
サッカーとフットサルはボールを足で蹴ってプレーする点は同じですが、ルールや求められるプレースタイルはまったく異なります。フットサルではとくに足元の細かな技術が必要になってきます。
ブラジルでプレー経験があり、元サッカー日本代表の三浦知良選手(キングカズ)もフットサルで技術を磨いた経験がありました。
フットサルを楽しむのもいいですし、サッカーのスキルアップのためにフットサルをするのもおすすめです。