この記事ではカウンターアタックについて説明します。
- カウンターとは何か
- カウンターが合うチーム
- カウンターを成功させる方法
3つのことを、わかりやすく書いています。
カウンターとは何か
カウンターは正式にはカウンターアタックと言います。英語表記はCounter-attackです。
難しい言葉だと、こんな感じで説明されます。
相手の守備体制が整っていないうちに素早くしかける攻撃。(①)
自陣で相手からの攻撃をしのいで、一気に攻撃を仕掛けること。(②)
わかりやすく言うと、
〇相手がディフェンスの準備をする前に攻める。
〇よく守って、ボールを奪ったらいっきに攻める。
ってこと。
日本サッカー協会もボールを奪ったら、まずはカウンターアタックを狙うのをオススメしています。
日本サッカー協会では、ボールを奪ってから相手が守備を固める前の素早い攻撃が有効としている。それができなければボールを持ちながら攻撃するポゼッションサッカーでゴールを目指すことが重要であると示している。
日本サッカー協会:JFA テクニカルレポート、2010 FIFA World Cup South Africa, 2010
中南米のチームはカウンターが鋭いと言われます。ここでいう鋭いとは、ゴールに直結するような”こわい攻撃”をしかけてくる。ということです。
カウンターが合うチーム
カウンターを使った方がいいのは、相手チームが強いときです。
個で相手チームが上回っていて、ボール回しができないときにカウンターアタックが効果的です。
もちろん、レアル・マドリードやドルトムントみたいに個が強いチームでもカウンターを使うことがあります。ここで言いたいのは、弱いチームが強いチームに対抗する手段としてカウンターが良いかもしれない。ということです。
カウンターを成功させる方法
極意は2つあります。相手のボールを奪ってから、
- 少ないパス数でシュートまでいくこと
- 短い時間でシュートまでいくこと
参考にしたのは、ボールを持つ時間が相手チームより少ないのに、どうしてジュビロ磐田が勝利したのか分析した論文です。以下は、その論文のデータです。
<ボールを奪ってからシュートするまでのパス数>
2本以内52,4%
3本以内61,5%<得点に至る攻撃時間>
10秒以内で得点に至っているケースが 47.4%
15秒以内では84.2%
まとめると得点するにはパスは3本以内で、15秒以内にシュートする!!ってことです。
<参考文献>
サッカーにおける「ボール保持率」と「勝利」との関係性について 後藤泰則<引用元>
①JFAニュース増刊号2000年3月)の資料「サッカー用語の解説」
②様々な書籍から私の言葉でまとめました。